はじめに

とある事務所の話

弁護士もインターネットで広告し,集客する時代。新たな問い合わせ・受任も増えていくだろうと大きな期待を寄せ、いざ制作業者にホームページを依頼し、完成。

しかし,3か月たってもホームページからの問い合わせはまったくこない。まだ作成したばかりなので,認知度もないだろうからと思っていたが,半年,1年たっても状況はほぼ変わらず。

これは何かテコ入れしなければと,事務所ブログを更新したり,法律の最新情報を紹介したり。それでも,問い合わせが増えることもなかった。

当初に描いてたホームページからの問い合わせ・受任の期待は見事に裏切られる結果に。
手間とお金をかけただけで、単なる名刺代わりとして,放置しているのが現状。

少しでもあてはまるところがある、共感できると思った方。そして、やはりホームページで集客したいと感じている方。
まずはホームページがどのような状態にあるのか、現状を分析しなければ始まりません。
その前提として、はじめに現在のインターネットを取り巻く環境、弁護士業界の現状について知ってほしいと思います。

現在のインターネットを取り巻く環境

ホームページを作成したのはいつ頃でしょうか??

インターネットの世界は、驚くべきスピードで進化して行っています。
実際、iphone(スマホ)が発売された約10年前と現在で、インターネットを取り巻く環境は大きく変わっています。

約10年前は、インターネットでの検索はパソコンで家や職場などから行うのが普通でした。
それが今や、場所を問わずスマホでインターネット検索を行う人がほとんどでしょう。

また、約10年前と比べ、GoogleやYahoo!での検索方法や検索結果表示も大幅に異なっています。たとえば、地域名を入れず検索しても近辺の情報が表示(ローカライズ検索)されるように、今では最新のAIがより検索者の意図に沿う結果を表示するようになっています。

このように約10年間でも、インターネットを取り巻く環境は大きく変化している中、ホームページも作成したままの状態ではなく、その変化に合わせて改善していかなければなりません。